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「土用丑の日」2023年は7月30日(日)。毎年どうやって決まるの?

「土用」って何?

「土用」は特定の日を示す言葉ではなく季節の変わり目を指す言葉なんです。
立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ直前の18日間が土用にあたります。2023年は8月8日(火)に立秋を迎えるため、2023年は7月20日(木)~8月7日(月)が「夏土用」となる、というわけです。暦の上では夏終わりになります。(まだまだ暑くて「終わり」って実感はないですけどね・・)

「土用」が2回ある年も!なんで?

「今年は寅(とら)年」「ひと回り違いで同じ戌(いぬ)年」など、十二支を「年」に当てはめて使うことはおなじみですが、もともと中国の暦法では日や月を表すにも十二支を使っていました。子・丑・寅…を日付に当てはめると、18日間の土用期間中に、少なくとも1回、数年に一度の割合で2回の丑の日がめぐってくることになります。これが「土用丑の日」 なんです。

「土用の丑の日」は江戸時代のマーケティングの仕掛けだった

ちなみに、「土用丑の日」と「うなぎ」を結び付けた仕掛け人として伝わるのは、江戸時代の蘭学者・平賀源内(1728-1780)。「丑の日に “う” の付く食べ物を食べると夏負けしない」という古くからの民間伝承に便乗し、「本日丑の日」と店先に出すようにうなぎ屋に知恵を授けたとか!これは夏に売上が伸びないといううなぎ屋からの相談を受け、「本日丑の日」と張り紙をするよう提案し他らしいんですよね。源内さん、商売上手ですよね〜。

近年は国産の養殖ウナギが品薄で、価格は上昇傾向にあります。海外産の鰻と国産の食べ比べなんていうのも、面白いかもしれないですよね。いずれにしても猛暑ですし、様々なウィルスも感染拡大しています。しっかりした食事で免疫をつけて健やかに乗り切りたいものですね。

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出典

nippon.com