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金沢の超人気店「小松弥助」は予約できる?大将森田一夫さんの経歴、ネタの秘密、定番お土産「弥次喜多」

鮨ファンなら知っておきたい「小松弥助」のあれこれをまとめました。

小松弥助とは

石川県金沢市内にある全国有数の鮨名店で、現在は一般予約はできず、紹介制となっています。

西の小松弥助、東のすきやばし次郎

「小松弥助」の存在感をよく示す「西の弥助、東の次郎」という言葉があります。大将である森田一夫さんは、日本国内で最も有名な寿司職人と言っても過言ではありません。2019年末には森田一夫氏は「現代の名工」に選出されています。過去に「現代の名工」に選出された寿司職人は、「すきやばし次郎」・「久兵衛」・「すし善」の各店の大将とそうそうたる面々ですが、全国的に見ても有力な鮨店が多く集まる金沢の地位に相応しい選択のように思いました。

大将は91歳!

大将の森田一夫さんは、1931年3月24日生まれ、現在なんと91歳。お元気ですよね!!なお、銀座のすきやばし次郎の小野二郎さんは94歳。ハードなお仕事をこの歳まで生き生きと現役でこなされるのが、長寿の秘訣なのでしょう!なお後述しますが、森田さんは現在でもカウンターに2回転立たれるとのこと・・お見それ致しました。(年齢は2022年5月現在)

画像出典

森田一夫さんはこんな人

すし職人の森田一夫氏は、今更説明の必要がないくらいのレジェンドです。
1931年3月24日に神戸ですし屋を営む家に生まれ、すしの世界に入ったのは15歳のことです。19歳から銀座で修行し、1958年には石川県小松の「米八」さんで腕を磨きました。「小松弥助」を開業したのは36歳の時です。2014年、85歳で閉店するまで約50年間営業しました。「多忙のため、自分の寿司じゃなくなっていた」から。森田さんの寿司職人としての「心」が伝わる一言です。

惜しまれながら閉店、そして再開

全国の鮨ファンに惜しまれつつも閉店した「小松弥助」。しかし、2017年、3月加賀屋グループ金沢茶屋 別館のオープンと合わせて再開します。実は支配人 細川卓司さんが高校卒業から7年間森田さんの元で弟子として修行をされていたのですが、ご縁があって「小松弥助」の再開が実現したのだそうです。ファンはこの知らせに狂喜乱舞!しかも再開後もカウンターに立ち続ける森田さん。本当に鮨と共に生きる人生なのでしょう。神様、レジェンドと呼ばれる理由に強く納得します。

芸術的なイカ握り

「小松弥助」の握りの始まりはいか。鮮度抜群のあかいか(剣先いか)の身を3枚におろし、さらに細切りすることで、ねっとりした甘さを引き出しています。「小松弥助」を訪れるお客さんは、この一貫に感動させられます。繊細に包丁が入れられることで口当たりも良く、旨味、甘味を感じるネタです。

参考:婦人画像

おみやげの「弥次喜多」って何?

いろんな具材が、海苔に巻かれてその周りを酢飯、さらに海苔の大きなおむすび。2つ入って1セット。これは旅の途中で食べたい素敵なおみやげですよね。

一人前(2個)/2,700円 出典


まさに弥次さんと喜多さんが旅の道中で食べるイメージの爆弾おむすびで、常連さんの間ではおなじみです

赤身漬けやイカ、キュウリ等を包んだおにぎりをさらにシャリで包んで海苔を巻いており1個が見た目よりかなりボリューミーで2個食べたらお腹いっぱいになります。遠方から訪れた人が食事中に予約しておいて翌日ピックアップ、帰りの機内でいただくということも多いそう。

1日3回転

高級店には珍しく、3回転しています(営業は11時半から)。3順目は結構待つ事もあります。森田さんが握られてるのは1・2回転目なので、日中は益々予約が困難になっています。

予約方法

小松弥助の予約システムはー

✔︎ 完全予約制 (ランチのみ3部制 ①11:30~②13:00~ ③14:30~) 

✔︎ 紹介客のみ

✔︎ 電話もしくは、当日客のみ店内で予約受付可能

です。

ここで、さらに注意したい事項は以下の通りです。

はじめての方はその方だけではいけません。常連さんもしくは行った事のある人と行く必要があります

予約の電話は常に混み合っているのでなかなか繋がらないのですが、だからと言って予約のためだけにお店に来店はNG!!(丁重にお断りされます)

また、直近の予約はほぼ無理
もちろん聞いてみても問題ありませんが、目安として電話した時点から3ヶ月ほど先でないと予約はできないと心得ておいた方が良いようです。長期的に粘り強くチャレンジしてみましょう!

参考:韓美生活 ISHIKAWA19 金沢グルメのバイブル

店舗情報

【所在地】〒920-0853 石川県金沢市本町2-17-21 (料理旅館 金沢茶屋 ・新館1階)

【定休日】水・木

【席数】カウンター 10席、四名テーブル 1つ、二名テーブル 2つ

【駐車場】金沢茶屋で空きがあれば利用できます

【お問い合わせ】076-231-1001
*完全予約・紹介制です。
*電話時間14:30~18:00
*回線は大変混み合っています。営業時間中は忙しいのでなるべくこの時間内にかけましょう。

この記事も要チェック!→2022年小松弥助の予約方法の最新版

編集:SUSHITIMES編集部