SUSHI TIMES

2月11日は「初午いなりの日」

今月11日は、いなり寿司を食べると福が訪れるとされる「初午いなりの日」。

初午いなりの日って何?

初午は稲荷神が降りてきたことをお祝いする日で、お稲荷さんの誕生日でもあります。 「いなり=稲が成る」と古来から五穀豊穣を祈願し、いなり寿司が稲荷神社のお使いである狐にお供えされてきたのです。

2022年 初午はいつ?

2022年は、2月10日(木)が「初午」になります。 2023年は2月5日(日)、2024年は2月12日(月)となります。

初午の日は何をする?

春の兆しが感じられる初午に、その年の豊作を願って稲荷神社を参拝する習慣が現在も続いています。 地方によっては初午祭を旧暦で行う稲荷神社もあります。 また、2月2回目の午の日(二の午)、3回目(三の午)にも祭礼を行うところもあります。

なぜ稲荷鮨を食べるの?

日本人は、古来より狐を神聖なものとして考えられており、神の使いとして稲荷神社では狐が祀られています。そして、この神の使いである狐の好物が油揚げと考えられており(実際によく食べる)、油揚げをお供えしています。そこから、油揚げを使った料理を「稲荷」、油揚げの中に酢飯を入れたものを「いなり寿司」と呼ぶようになり、初午の日にいなり寿司を食べる習慣ができました。

いなり寿司の名店はここ!

《東京・銀座》知る人ぞ知る隠れ家「銀座魚勝」

東京・銀座で知る人ぞ知る、いなり寿司の名店が「銀座魚勝(ぎんざうおかつ)」。2019年の12月にリニューアルオープンした、おばんざいのイートインとテイクアウトのお店です。

《東京・西新井》話題の創作いなり寿司「河村屋」

どっしりと重たく、食べ応えのある「河村屋」のいなり寿司。メディアでも数多く取り上げられている話題のお店です。テイクアウト専門店で、いなり寿司のほか、干瓢巻きや豚汁なども販売している、地元民に愛されているこぢんまりとした店内です。

《愛知・名古屋》甘さが魅力*「壺屋」

名古屋を代表するいなり寿司の名店といえば「壺屋」。愛知県内にいくつか店舗があり、新幹線の駅構内でも購入が可能です。豪勢な見た目のいなり寿司は、地元三河産の醤油を使用した出汁にたっぷりと漬け込み、時間をかけて煮詰められています。一つひとつ全て手作りの自慢の一品。季節限定のいなり寿司も販売されているので、いなり寿司ファンとしては飽きることがなく、買うたびに楽しむことができますね。

《京都・伏見稲荷》 豊臣秀吉も訪れた老舗「祢ざめ家」

多くの観光客で賑わう京都・伏見稲荷に位置する、「祢ざめ家 (ねざめや)」は、創業1540年の老舗料理屋。店名の「祢」は、豊臣秀吉の正室の名前であった「祢(ねね)」から授かったものであると言われています。小ぶりで食べやすい「祢ざめ家」のいなり寿司は、酢飯に黒ごまと麻の実が入っているのが特徴。食べるごとにプチっと心地よい食感を感じ、爽やかな風味が広がります。テイクアウトも可能なので、京都のお土産にいかがでしょうか?

《大阪・北新地》恋するいなり寿司「寛龍」

大阪・北新地で地元の方から、手土産として長く親しまれている「寛龍(かんりゅう)」のいなり寿司。北新地の高級クラブやバーなどが入るビルの一角に位置する高級感漂うお店です。上品ないなり寿司は、甘めのお味。中に入っている三つ葉がアクセントになり、シャリっとした食感と心地よい風味をプラスしてくれます。大人の贅沢なひと時を与えてくれる、まさに絶品です。


みんなが大好きなおいなりさんには奥深い歴史があるんですね。今年も様々な実りがあることを祈願して、初午の日においなりさんを楽しんではいかがでしょうか?

文・編集  SUSHITIMES編集部

本記事のコンテンツは以下のサイトより引用・再編集させていただきました。

全日本いなり寿司協会 ごはん彩彩 キナリノ