寿司職人さんたちのこだわりのある仕事ぶりに背筋が伸びる思いです | SUSHI TIMES

寿司職人さんたちのこだわりのある仕事ぶりに背筋が伸びる思いです

日本最大級の実名グルメサービス「Retty」は、“グルメなあの人からお店を探そう”をテーマにした実名口コミによる信頼性の高い情報で支持されるサービス。そんなRettyには、「グルメ担当」というユニークな制度があり、社員たちが自分の得意なグルメジャンルを担当して積極的な情報収集・発信を行っている。このグルメ担当のこだわりを聞くのが本連載。第12回は開発部門担当執行役員で「寿司担当」の梅田亮さんです。

──最初に梅田さんがRettyに入社された経緯から聞かせてください。

梅田 私は2015年4月の入社です。知人の紹介で当時、毎月15日に開催されていた「Rettyイイゴハンの会」(現在は隔月開催)という会食に参加したことがRettyを知ったきっかけでした。実はそのとき、Rettyに入社するつもりは全然なかったんです(笑)。でもその場で、代表の武田やメンバーといろいろ話しているうちに「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思うようになって。もともと会社選びで重視していたのは、「何をするか」よりも、「誰とやるか」でした。その意味でRettyのメンバーと仕事することにとても魅力を感じました。

インターン学生の成長する姿を見て私も多くを学びました

──本連載でお話をうかがっていると、代表の武田さんの人柄が入社の決め手になったという人が多いですね。

梅田 第一印象から「この人は信頼できそうだな」と思わせるところがあるんですよね。自分たちのサービスに対する強い思いを言葉の端々に感じられて。それと、変な言い方になりますが、なんとなく隙があるんですよ、この人と一緒に仕事をして助けてあげたいと思わせるような(笑)。いい意味で、社長然としていない。そういうところにも惹かれました。

──実際にRettyで仕事をするようになっていかがでしたか。

梅田 新卒で入社した会社から数えてRettyが5社目になりますが、仕事先を探している人に自分の会社をこれだけ強く薦めることができるのは初めてです(笑)。それは、すごく大きな変化だな、と思っています。それに、創業4年目というタイミングで入社したので、著しく変化する場に直面し、それを目の当たりにできたこともよい経験でした。

──これまでRettyで仕事をしてきて、どんなことを得ましたか。

(写真提供:Retty)
梅田 入社当初はPRの仕事も経験。それから飲食店ビジネスの営業企画や事業企画を担当し、今期からは開発部門の部門長となり、多様な仕事に携わらせてもらってきました。そんな中でも、もっとも成長させてもらったと感じたのは、インターンの大学生と仕事をさせていただいた時です。

当初は営業訪問件数が目標件数に到達していない方に対して「なぜできなかったか?」という問いを投げかけていましたが、彼らの行動変化にはなかなかつながりませんでした。悩んだ末に、「もっと営業訪問件数を増やさなければいけない」と本人自身に気づいてもらうことが大事だなと思い、「なぜできなかったか?」ではなく、「どうやっていたのか?」というプロセスを聞くようにしました。

すると、次第に行動が変わり、成果にもつながるようになりました。自分で答えにたどり着くことの重要性を、改めて実感しましたね。インターンの方がどんどん成長していく姿を見ながら、自分自身も新しい視点を数多く得ることができ、成長できた経験です。

「強いていえば、好きな食べ物は寿司かな?」で寿司担当に

──現在、開発部門長として目標にしていることは?

梅田 サポート役に徹することが大切と考えています。それぞれの部門には優秀で経験豊かなマネジャーがそろっていますから。そのパフォーマンスを存分に発揮してもらえる環境を整えることに注力しようと考えています。それに、入社当初からずっとやりたいと考えていたサービスのグローバル展開についても少しずつ手をつけたいと思っています。

──グルメ担当制度はRettyならではのユニークなものですが、梅田さんはこの制度を知ったときにどんな印象を持ちましたか。

梅田 Retty入社前に代表の武田からもらった名刺に「焼肉担当」と入っているのを見たときは「なにこれ?」という感じでした(笑)。グルメサービスの会社というよりも、インターネットサービスの会社というイメージが強かったものですから。しかしその一方で、食やグルメサービスに対する強いこだわりがあるんだなと改めて感じたところもあります。

──そんな梅田さんはどういった経緯で「寿司担当」になられたのでしょう。

梅田 もともとRettyに入社するまではグルメにあまりこだわりはありませんでした。ランチも毎日同じ内容の弁当でもかまわないと思っていたくらいですし……。

それで入社してから何かひとつ担当するジャンルを選ぶことになり、「強いていえば、好きな食べ物は寿司かな?」ということで寿司担当になりました。ただ、Retty入社以前は“回っていない寿司”を食べたことも数えるほどしかなく、それで「寿司担当」を名乗るのはさすがにおこがましいと思い、「SUSHI担当」という表記にしていました(笑)。

今は「寿司担当」に改めています。ちなみに、「寿司」は「鮨」と書くこともありますよね。通っている寿司屋の大将の話では、「鮨」は魚を旨くすると書いて、魚に一仕事して美味しくする江戸前寿司を表しているそうです。したがって、郷土料理である東京のお寿司屋さんは「鮨」を名乗る傾向にあるそうです。

(写真提供:Retty)
一方で、「寿司」は江戸時代までは身分の高い人たちは食べず、庶民向けの食べ物だったそうです。寿司職人さんは地位を高めたいという理由でめでたい言葉の「寿」に位を示す「司」をあてたそうです。京都を中心に、使われることが多いようです。

──寿司担当になってから変化はありましたか。

梅田 意識してちゃんと寿司を食べるようになって、「寿司ってこんなに美味しい食べ物だったのか」と思い知りました。今では最低でも週に2〜3回は寿司を食べています。やっぱり高いお店が多いので懐は痛みますが……。

職人さんたちのこだわりのある仕事ぶりに背筋が伸びる思い

──寿司の魅力はズバリどんなところにありますか。

梅田 単純に美味しいということはもちろんですが、魚介類には旬があり、食べていて季節が感じられるところがいいですね。それと私は寿司を食べながらお店の人の話を聞くのが好きなんですよ。寿司の世界のことは何も知らないので、教えていただくだけの受身の会話になりますが、本当に勉強になって面白いんです。今、自分が食べているもののバックグラウンドを知ることで、「そんな過程があるからこんなに美味しいのか!」と味わいも深くなりますし、職人さんたちのこだわりのある仕事ぶりに背筋が伸びる思いがします。

──では、そんな梅田さんのオススメのお店を紹介してください。

梅田 寿司担当になってからずっと通い続けている3店を紹介したいと思います。

まずは東京・銀座の「鮨あらい」。ここは2015年に東京・四谷の名店「すし匠」から独立したお店で、その年の一番の注目店と評判になりました。とにかく握りが美味しいのですが、なかでもマグロは絶品です。本来、マグロの旬は冬なんですね。それでも一年を通して美味しいマグロを提供するために、さりげなく握ってくれるように見せて、実はものすごく仕込みに時間をかけていたりするんです。その話を聞いて、職人としてのプロ意識の高さに感じ入りました。ほかに茹でる温度を研究した車海老も最高。もともとエビは生で食べるほうが好きでしたが、しっかりと茹でた車海老の美味しさに思わず圧倒されてしまいました。代表の武田と二人で初めて行った思い出の店でもあります。

東京・銀座の「鮨あらい」(写真提供:Retty)

次は東京・新富の「鮨はしもと」です。東京・日本橋の「すぎた」で修行された若い店主のお人柄も含めて、とても好きな店です。握りが美味しいのはもちろんなのですが、ここはつまみも極上です。大将が「寿司屋でも最高級のつまみを出したい」ということで、熱心に日本料理の研究をされているんですね。私はお酒が飲めませんが、行くたびに新しい試みに挑戦していて驚かされます。寿司についても、いつもいろいろ教えてくださって、とても居心地よく美味しい寿司を食べさせてくれます。

東京・新富の「鮨はしもと」(写真提供:Retty)

最後は東急田園都市線・梶が谷駅に近い川崎・末長の「鮨 福原」です。ここはコストパフォーマンスが抜群。ランチは5000円でおまかせコースが食べられるのですが、これを銀座で食べたら倍以上の値段がしてもおかしくありません。月に2回以上は行っている店で、現在私が一番通っているところです。実は昨日も行ってきたところです(笑)。ミシュランのビブグルマンにも選ばれたことがある店ですが、今のところは予約も比較的とりやすくてオススメです。

川崎・末長の「鮨 福原」(写真提供:Retty)

出典:CAMPANELLA