女性の寿司職人を見かけないのは、なぜ? | SUSHI TIMES

女性の寿司職人を見かけないのは、なぜ?

「寿司職人は主に男性の職業」。日本では当たり前とされていても、海外では不思議だ、取り上げられることが多い話題のようですよ。

女性の寿司職人 あまり見かけないのはなぜ?

Quora」は、いい職人が持ち合わせている要素をいくつか紹介しています。包丁など調理器具の手入れ、素材の扱い、清潔さ、手先の感覚ーーどれも日々怠ることの出来ない小さなルーチンの積み重ねによって成り立つもの。手の感覚を頼りに米を数粒とたがわない量で握れるなんて話も聞いたことがありますよね。

もちろんそのすべてをうかがい知ることはできませんが、たとえば、世界的に有名な寿司職人・小野二郎氏は、素材に触れる手を守るために、365日間手袋をつけることで知られています。東京・銀座の鮨店「すきやばし次郎」の店主で、2014年には店にオバマ大統領が訪れ話題になりました。

どうしたらうまい寿司を握れるのか?を今でも追求し続けている彼らの言葉を、「The Guardian」が伝えています。

職人文化のなごりかも

2011年にアメリカで公開された映画『Jiro Dreams of Sushi』は、彼の仕事を追ったドキュメンタリー作品。そこでは、女性が寿司職人になることに関してこんな考えがあると言われていたそうです。

「体調・体温・味覚の変化が男性に比べ出やすい化粧が感覚器官に影響する」

これには賛否両論の声があるようですが、職人ならではの味に対するこだわりが現れているのかもしれません。

じゃあ女性は握れないの?

といえば、そんなことはありません。静岡にある「穴子の魚竹寿し」の2代目・千葉由美氏も稀有な女性職人として知られ、その技術は数々のコンクールでも証明されています。彼女のお店では、穴子が絶品だとか。

さらに、2010年には女性が握る寿司店「なでしこ寿司」が秋葉原にオープン。そこでは、女性ならではの気配りや気遣いが取り入れられており、より気軽で新しい食べ方を楽しめるそうです。

女性職人が注目される機会は、国内外問わず増えつつあります。が、なぜこれまで少なかったのかといえば、長年にわたる修業や重労働に耐えながら、安定した味を提供していくために、男性が職人として選ばれることのほうが自然だっただけなのかもしれません。

寿司は世界中で人気だが「なぜ職人は男性ばかりなのか」=中国メディア

中国人はもともと生ものを口にする習慣はなかったのですが、近年は中国国内でも日本料理店が増えており、寿司のような料理を好んで食べる人も増えています。また、訪日した際に日本の寿司店を訪れ、寿司を堪能する中国人も多いようですが、こうした中国人の多くが共通して抱く疑問があるのだといいます。それは「寿司職人はみな男性」で、女性の職人がいないということです。

中国メディアの快資訊は10日、寿司は日本の食文化を代表する料理の1つであり、世界中で広く食されているのに「女性は寿司職人になれないらしい」と伝え、その理由を考察しています。日本で女性が寿司職人になれないわけではなく、実際に女性の職人が握ってくれる寿司店もあるのですが、記事は「日本で女性の寿司職人がいないのは、月経がある女性は時期によって味覚や体温に変化が生じるため」と言われていると紹介しています。

また、女性の寿司職人が極めて少ないのは職業上の性差別ではないかという意見があることを指摘する一方で、男性の平均体温は女性に比べて低いことが多く、生の魚を触るうえでは男性の方が鮮度への影響が小さいという理由もあると伝えています。中国は日本より女性の社会進出が進んでいて、仕事という点では男女の差別はあまりないように見えます。それゆえ中国人から見ると寿司職人に限らず、「日本では職業によって男女差がある」ように見えるのでしょう。

出典:TABI LABO
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